memo
日々徒然と呟きますよ。
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早すぎた「さようなら」
私の友人ネットワークはそこそこ広いもので、その殆どが男友人。(何故か女友人が作れない)
で、その一人が福島に住んでるんだが、被曝と判明。
本人は相当ショックで食べ物さえ食べれない状態が続いたという。
で、何故か私に電話がかかってきて、
男友人「ごめん、もう○○(私の名前)に会えん・・」
私 「何言ってんだよ、被曝したって感染しないってTVで見たぞ」
男友人「被曝は被曝だよ・・俺の体にはもう未来がない・・」
私 「・・・・大学院は?行ってるのか?」
男友人「被曝してるってばれて誰も近づこうとしないし、仮設住宅からの移動も大変だし、被爆者は受けられない講義とか出来て、行ってない」
それが、最後の電話だった。
そしてその電話の2日後。つまりは今日。
彼のお母さんから私の携帯に電話が。
私「???えっと、どうかされたんですか?」
母君「・・ぐすっ、○○さんですよね?」
私「ええ、はい。そうですが・・」
母君「・・息子が・・・息子が、死にました・・ひっく・・」
一瞬、頭が真っ白になって意味が理解できなかった。
え?
死んだ?
被曝で?
いやいや、被曝は感染もしないし、死にはしない。
母君「あの子の机の上に携帯番号と名前が書かれた紙があってね、その中に貴女も含まれていて・・・最後のメッセージに、これらの人に僕の事を知らせてくださいって書かれてて・・・ぐすっ・・」
自殺。
よほど辛かったんだろう。
よほど苦しかったんだろう。
一人では抱えきれない精神的苦痛。
理解者がいなかったのではなく、そんな社会の中で生きるということ。
全て失くして自分を見つめ直したら何も残らなかった。
そんな感じなんだろう。
母君「生前はお世話になりました、こんな形で連絡する事になってごめんなさいね・・・」
私「いえいえ、謝らないでください。私も何人か友人の自殺を経験してるので、泣きたい相手がいなければ、私でよければ力になります。気持ちの整理もついてないだろうに、辛いでしょうに、電話ありがとうございます」
・・・。
・・・・・・。
・・そっか、死んだ・・のか・・。
2日前の電話で引き留める事ができていれば、もっと奥までつっこんで話をしていればこんな最悪なケースを阻止できたのかな・・・。
後悔先に立たず。
残されたものは現実を受け入れるのみ。
覚悟など、現実を見送ってからでもいい。それが人間だ。
彼の冥福を心からお祈り申し上げます。
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