memo
日々徒然と呟きますよ。
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『たゆまう糸を紡ぎ給う導』:2
名古屋時代の友人(男)で、数年前から精神的にヤバい奴がおりまして。
仕事の休憩時間には毎回電話したりして励ましたり話を聞いてカウンセリングをしてやってたんだが。
だが現在、ワタクシの方が精神病(心因性の病)を患ったりでロクに話も聞けてなかったんだが。
で、一ヶ月前に彼から送られてきた最後のメールが
「睡眠薬は何錠飲んだら死ねる?」
というもので、それっきり連絡が途絶える。
クリスマスにメールを送った際にアドレスが変わったらしい事を初めて知ったんだが、変わったとしたら必ず新しいアドを連絡してくれる筈だし、だとしたらば携帯を解約したとしか思えん。
・・・。
それって結構マズくないですかと気づく今日この頃。
新聞やニュースを探す限りではそれらしき記事はないので、考えすぎだと無理矢理納得させてるんだが。
どうにも不安が拭えん。
どうか無事に生きていてくれよ~。
お前が死んだら子供が可哀相だろう、と、エールを送ってみる。
さてさて。
以下、桐弥&晶のSSの続き。
『たゆまう糸を紡ぎ給う導』:2 です。
仕事の休憩時間には毎回電話したりして励ましたり話を聞いてカウンセリングをしてやってたんだが。
だが現在、ワタクシの方が精神病(心因性の病)を患ったりでロクに話も聞けてなかったんだが。
で、一ヶ月前に彼から送られてきた最後のメールが
「睡眠薬は何錠飲んだら死ねる?」
というもので、それっきり連絡が途絶える。
クリスマスにメールを送った際にアドレスが変わったらしい事を初めて知ったんだが、変わったとしたら必ず新しいアドを連絡してくれる筈だし、だとしたらば携帯を解約したとしか思えん。
・・・。
それって結構マズくないですかと気づく今日この頃。
新聞やニュースを探す限りではそれらしき記事はないので、考えすぎだと無理矢理納得させてるんだが。
どうにも不安が拭えん。
どうか無事に生きていてくれよ~。
お前が死んだら子供が可哀相だろう、と、エールを送ってみる。
さてさて。
以下、桐弥&晶のSSの続き。
『たゆまう糸を紡ぎ給う導』:2 です。
■ ■ ■
『たゆまう糸を紡ぎ給う導』:2
■ ■ ■
「ふむ、短いな」
「そうか?俺は動き易けりゃ何でもいいけどよ」
試着室から出てきた晶を見た感想がスカート丈に集中する感想も如何なものか、と問うとも面倒なのか、晶は淡々とした態度で反応している。
学園の制服とも、北斗から支給されている戦闘衣装とも違う、至ってカジュアルで上品な衣装だ。
尤も、晶に言わせれば『着飾る事の意味が理解できない』とでも豪語するのだろうが。
「可愛い君の姿を見れるのは俺だけの特権にしておきたいのだが」
「あ?」
「俺以外の男に君の生足を見られるのは気に喰わんな」
「またてめーはワケの分からん事を」
すぐ傍では『よく御似合いですよ、お客様』という店員の声も聞こえるが、桐弥は使い慣らされたマニュアルだとばかりに視界にも入れようとしない。
「つーかさ」
「うん?」
「最近のブティックってのは、靴から飾りから何から何まで用意してくれるのかよ?」
「いや、俺が予め用意させていたものだよ。この店は何度か利用しているのでね」
「ふーん、常連って奴か?」
だが、見渡せど女性用の衣服しか扱われていない事ぐらいは晶でも容易に知れた。
要するに、晶以外の女性ともここに訪れ着飾る定義を楽しんでいる、という事だろう。
しかし、晶がその手の知識や感情を知らないからこそ、桐弥は救われていると云える。
普通ならば、浮気相手とのデートに利用した場所に本命など連れては来れない筈だからだ。
だが、それを承知の上で堂々としている男なのだろう、彼は。例え晶と普通の恋愛関係にあったとしても、変化はないのかもしれない。
「そんで?何を企んでやがんだよ?」
「企むとは失敬な」
「俺にこんな恰好させる事の意図ぐらいあんじゃねぇの」
晶にその価値は分からないが、試着した衣服の値札には見た事もない程の0が続いている。
「言っただろう、肩書きの必要しない風貌ぐらいは用意するものだ、とな」
会話が進む間にも彼は懐の財布から一枚のカードを取り出し、清算を済ましてしまう。店員が幾つかの作業をこなしてから、彼がサインを済ませれば終了となる。
「はん、金持ちめ」
「使う時間がないだけだがね」
「俺以外の女にどれだけ貢いでやがるんだか」
「君が貢がせてくれないからだろう?」
「何を請求されるか分かったもんじゃねぇからな、お前の場合。何でも駆け引きや交渉の材料にしやがるじゃねぇか」
「全く。これでも、プライベートと仕事は切り分けているのだがね」
「はん、どーだか」
強引に拒絶した態度を見せたわけでもなく、晶は珍しくも桐弥からの貢物を頂戴する事にしたらしい。
嫌味こそあれど、断る理由を探すのも面倒になったのだろう。
一方桐弥はというと、至ってラフなスーツのように見えるも高級品のコーディネートが成されている。
確かに高級ブティックに出入りするに相応しい風貌だろう。
「もしかしてお前、自分と並ぶ服装を俺にさせたかったのかよ?」
「まさか。俺は着飾っているつもりはないがね?」
皺一つ指紋一つ許されないような高級品の価値などさっぱり分からないにせよ、それでも伝わってくるものは確かだ。
しかし素直に訊ねれば簡単に否定されるし、彼と云う人物を知っているからこそ、それは方便でも嘘でもなく真実で間違いないだろう。
「さて、これで誰も君を北斗正統後継者とは思うまい?」
「知り合いに見つかった時の言い訳が大変だと思うけどな」
佳由は盲目だからいいとして、紗帆や菜帆、それから蒼史郎や館の同居人にこの恰好を見られた時にどう説明すればいいのか――――今を楽しむよりもそちらの頭痛に襲われる晶だった。
■ ■ ■
続きます。(まだ続くのか)
なんか、普通にデートしてますなぁ。(笑)
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